金蠅
きんばえ異読 キンバエ
名詞
標準
greenbottle fly (esp. species Lucilia caesar)
文例 · 用例
夏は腐爛した肉に、金蠅がワン/\たかった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
暗がりから、ワア――ンと飛び上った金蠅の群が、いきなり令嬢の顔に豆粒のように、打ツかった。
— 小林多喜二 『不在地主』 青空文庫
爪を剥がされた足の指から、今も血がしたたってい、その指の周囲を、金蠅が飛び廻っている。
— 国枝史郎 『血曼陀羅紙帳武士』 青空文庫
うまいうまい、と白髪を垂らした吉村長吉が、赤い鼻の頭をぽりぽり掻きながら、金蠅まで話を嗅ぎつけやって来たぞ、と云った。
— 火野葦平 『糞尿譚』 青空文庫