殿内
とぅんち
名詞
標準
residence of a government official in the Ryukyu Kingdom
文例 · 用例
すなわち南風の平等は赤田に首里殿内を、真和志の平等は山川に真壁殿内を、北の平等は儀保に儀保殿内を建てさせました。
— 伊波普猷 『ユタの歴史的研究』 青空文庫
聞得大君の下には前に申上げた三殿内(三神社)の神官なる大あむしられがあります。
— 伊波普猷 『ユタの歴史的研究』 青空文庫
第二十七 世の果は何處とも知らざれば、亡き人の碑にも萬代かけし小松殿内府の墳墓、見上ぐるばかりの石の面に彫り刻みたる淨蓮大禪門の五字、金泥の色洗ひし如く猶ほ鮮なり。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
三十日午前五時谷中天王寺町四五淨光院殿内墓標裏に、年齡五十歳位頭髮五分刈の女の屍體發見さる檢視の結果自殺と判明す身元不詳。
— 若杉鳥子 『古鏡』 青空文庫
弘井岩之助のかたきうち○二条殿内の人にて、宮中につかハれこれありしむすめ、実に義のあるむすめにて、今でハ身をくがいにしづめこれある事。
— 文久三年六月十六日 池内蔵太の母あて 『手紙』 青空文庫
尚、尼僧達の動静に就いて云えば、盤得尼が自室に、普光は書院に、寂連は遙か離れた経蔵に、智凡は本堂の飾り変えをしていたと云うのみの事であって……、更に、事件を境にして夢殿内に起っていた変化と云えば、小窓が開かれていた事と、油時計が一時三十分を指して消えている――と云う二つに過ぎないのだった。
— 小栗虫太郎 『夢殿殺人事件』 青空文庫
巫女の家なる祝女殿内、一族の本家なる根所の殿、拝所になつてゐる殿、祭場ともいふべき神あしゃげ、皆火の神のない処はない。
— 折口信夫 『琉球の宗教』 青空文庫
火の神と言ふ名は、高級巫女の住んでゐる神社類似の家、即、聞得大君御殿・三平等の「大阿母しられ」の殿内では、お火鉢の御前と言ふ事になつて居た。
— 折口信夫 『琉球の宗教』 青空文庫
作例 · 標準
首里城公園には、かつての殿内が復元されている。
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殿内は琉球王国時代の重要な建造物だった。
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彼は殿内の歴史について深く研究している。
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ウィキペディア
殿内 は、琉球士族の内、総地頭職にある親方家を指す尊称。広義には脇地頭家にも用いる。王族である御殿の下に位置し、高い格式を誇る家柄である。御殿と一括して御殿殿内(うどぅんとぅんち)と呼ばれ、大名方とも呼ばれた。
出典: 殿内 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0