親兄弟
おやきょうだい
名詞
標準
parents and siblings
文例 · 用例
下品にがぶがぶ大酒を飮んで素性の惡い女にひつかかり、親兄弟の顏に泥を塗るといふやうな荒んだ放蕩者は、次男、三男に多く見掛けられるやうである。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
この幼い子供達のうちには我家が潰れ、また焼かれ、親兄弟に死傷のあったようなのも居るであろうが、そういう子等がずっと大きくなって後に当時を想い出すとき、この閑寂で清涼な神社の境内のテントの下で蓄音機の童謡に聴惚れたあの若干時間の印象が相当鮮明に記憶に浮上がってくる事であろうと思われた。
— 寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』 青空文庫
大吉刀の柄に手を掛けて、T「舞台へ上る、その前に 親兄弟に遺言 して置く事、忘れるな!
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
親兄弟みんなたばになって、七ツのおれをいじめている、とひがんで了って、その頃から、家族の客間の会議をきらって、もっぱら台所の石の炉縁に親しみ、冬は、馬鈴薯を炉の灰に埋めて焼いて、四、五の作男と一緒にたべた。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
もう炎天と飢渇の為に人にも鳥にも、親兄弟の見さかひなく、この世からなる餓鬼道ぢゃ。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
もう炎天と飢渇の為に人にも鳥にも、親兄弟の見さかいなく、この世からなる餓鬼道じゃ。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
わが生まれいでし心は親兄弟、もしくは羅馬法皇が自分のために都合よく作り出せる所謂『神の心』には非ず。
— 夢野久作 『悪魔祈祷書』 青空文庫
それで吉さんの死ぬる時吉さんから二百円渡されてこれを三角餅の幸衛門に渡し幸衛門の手からお前に半分やってくれろ、半分は親兄弟の墓を修復する費用にしてその世話を頼むとの遺言、わたしは聞いて返事もろくろくできないでただ承知しましたと泣く泣く帰って来ました。
— 国木田独歩 『置土産』 青空文庫
作例 · 標準
彼は遠方に住む親兄弟を年に一度は訪ねている。
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困った時、親兄弟に相談できるのはありがたい。
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祖父の葬儀には親兄弟が集まり、故人を偲んだ。
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結婚式の準備で親兄弟総出で手伝ってくれた。
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