幻辞.com

捨扶持

すてぶち
名詞
1
標準
small stipend paid to dependants of a bereaved family (Edo period)
文例 · 用例
日本の半分は云ふもおろか、四半分の又その四半分にも足らぬ捨扶持をくれたばかりで、おのれはあつぱれ主人顏ぢや。
岡本綺堂 佐々木高綱 青空文庫
捨扶持五千石をくれているはずだ。
国枝史郎 銅銭会事変 青空文庫
非常な学者だというところから、特に助命して大岡家に預け、幕府執政の機関とし、捨扶持をくれていたのかもしれない。
国枝史郎 銅銭会事変 青空文庫
それを知った木村|常陸介は、何かの用に立つこともあろうと、莫大な捨扶持を施して、ここ二三年養って置いた。
国枝史郎 血ぬられた懐刀 青空文庫
この婆さんの娘はさる高名な占師(これが兄弟の叔父さんだ)の妾であつたが、若死して、婆さんは三十円の捨扶持で占師に余世の保証を受けてゐた。
坂口安吾 二十一 青空文庫
この婆さんの娘はさる高名な占師(これが兄弟の叔父さんだ)の妾であったが、若死して、婆さんは三十円の捨扶持で占師に余世の保証を受けていた。
坂口安吾 二十一 青空文庫
そこで水府お館から、永世捨扶持を給されることになった。
国枝史郎 任侠二刀流 青空文庫
その間じゅう、若い頃も年とった今も、僕はあんたから、年額五百ルーブリ也の、乞食も同然の捨扶持を、ありがたく頂戴しているにすぎないんだ。
ДЯДЯ ВАНЯ ワーニャ伯父さん 青空文庫
作例 · 標準
主君を亡くした家臣の家族に対し、藩からは生活を支えるための細々とした捨扶持が与えられた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
贅沢ができる額ではないが、捨扶持のおかげで路頭に迷わずに済んだことは感謝に堪えない。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
隠居した身で受ける捨扶持を頼りに、彼は残りの人生を静かに読書に捧げた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview