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てこ

てこ
副詞
1
標準
文例 · 用例
そうしてこういうことが、自己の天職からみてもかえってとうといのじゃないかなど考えながら、ますます乗り気になって農民に親しむことをつとめた。
伊藤左千夫 老獣医 青空文庫
芳輔は、十時ごろに台所からあがってこっそり自分のへやへはいった。
伊藤左千夫 老獣医 青空文庫
白雲の大湖水を瞰下してこの山菊を折る。
伊藤左千夫 白菊 青空文庫
予は思わず熱心こめてこういうたのである、先生は、じっと予の方に眼を向けられ。
伊藤左千夫 竹乃里人 青空文庫
予は自ら慰めてこんなことをいうものの、子規子没後は虚子、碧梧桐と歌われているその虚子君の口から、子規子が迷惑なるべくやに思わるといわるることを予ははなはだ口惜しく思うのである、親友に敬意を欠くの恐れがあるからあまり理屈はいうまい、ただ生前先生から聞いた二、三の話を紹介して、世人の判断に任せておく。
伊藤左千夫 竹乃里人 青空文庫
そっだから大丈夫だよ」「新聞にそう書いてあるの……」「うん」「そらえいこった」 七つのはさすがに安心してこう叫んだ。
伊藤左千夫 大雨の前日 青空文庫
長塚が始めて先生に逢った時、長塚は先生の俳句及び歌の、自分が面白く感じた数十首をことごとく記臆していてこれを暗誦したのには、先生も一驚を喫したそうで、一体長塚は記臆のよい男であるが、先生を慕うこと深くなければ、決してそんなことが出来るものでない。
伊藤左千夫 正岡子規君 青空文庫
妻は叫ぶ、坂部さんがいなければ木下さんへゆけってこかねい。
伊藤左千夫 奈々子 青空文庫