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電蓄

でんちく
名詞
1
標準
electric gramophone
文例 · 用例
音楽が好きで、電蓄も自分で組み立ててレコードをあつめる事が趣味だと宿の女中が話してゐた。
林芙美子 浮雲 青空文庫
比嘉は、「奥さんがお好きだつた、ドヴォルザァークの『新世界』をかけませう」と云つて、手製だと云ふ電蓄に、レコードをかけてくれた。
林芙美子 浮雲 青空文庫
河合もそれにさんせいしたが、電蓄がこわれていないかと心配した。
海野十三 火星探険 青空文庫
そして電蓄の増幅器のつまみをひねって、音を一段と大きくした。
海野十三 火星探険 青空文庫
買ひたての電蓄、マホガニー張りの洋箪笥、登山靴、ピッケル、それから大切なライカがあつた、等々、走馬灯のやうにくるくると浮んでみえる。
高田保 恋文 青空文庫
ピアノの鉄の棒が、ぐんにゃりまがって細い鉄線がぶつぶつ切れになっていたし、電蓄も、電蓄だと解らぬ位に残骸のみにくさを呈していた。
久坂葉子 灰色の記憶 青空文庫
店は、想像したほど大きくなかったが、各種の蓄音機や、新型の電蓄がならべてあり、レコードは、終日回転していました。
小川未明 しいたげられた天才 青空文庫
私らは奥様がもてなすメロンやココアを味わいながら、ブルジェの作品を論じたり、電蓄で雑音のないモーツァルトを聞いたりしばらく清談に時を過ごした。
永井隆 ロザリオの鎖 青空文庫
作例 · 標準
祖父母の家には、昔懐かしい木製の電蓄が大切に置いてある。
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レトロなカフェで、店主が電蓄でジャズのレコードをかけていた。
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電蓄から流れるSP盤の音は、現代のオーディオとはまた違った趣がある。
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