四条派
しじょうは
名詞
標準
Shijō school of Japanese painting (late Edo period)
文例 · 用例
その重々しさは四条派の絵などには到底見られないところで、却って無名の古い画家の縁起絵巻物などに瞥見するところである。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
たとえば狩野派・土佐派・四条派をそれぞれこの三角の三つの頂点に近い所に配置して見ることもできはしないか。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
四条派の絵画をそのままに青々とした岸の柳に対して、微藍の色を絡めて流れていた鴨河の水も、その日は毒々しく黒ずんで見えた。
— 田中貢太郎 『切支丹転び』 青空文庫
先生が『日本一周』の中に、丁度四条派の絵巻を見るやうだ。
— 田山録弥 『玉野川の渓谷』 青空文庫
四条派の絵巻物のやうだと先生は仰しやつたが、実際さうだと思ひます。
— 田山録弥 『玉野川の渓谷』 青空文庫
一風変った画を描くのは誰にも知られていたが、極彩色の土佐画や花やかな四条派やあるいは溌墨淋漓たる南宗画でなければ気に入らなかった当時の大多数の美術愛好者には大津絵風の椿岳の泥画は余り喜ばれなかった。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
日本人は画の理解があればあるほど狩野派とか四条派とか南宗とか北宗とかの在来の各派の画風に規矩され、雪舟とか光琳とか文晁とか容斎とかいう昔しの巨匠の作に泥んだ眼で杓子定規に鑑賞するから、偶々芸術上のハイブリッドを発見しても容易に芸術的価値を与えようとしない。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
」 四条派の始祖松村呉春は、人を見るとよくこんなことをいったものだ。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
作例 · 標準
四条派の絵画は、鮮やかな色彩と写実的な描写が特徴だ。
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彼は、四条派の画風に魅せられ、その技法を学んだ。
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「この屏風絵、四条派の作風だね。美しい!」
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ウィキペディア
四条派(しじょうは)は、日本画界でも大きな派閥である。江戸時代中期頃、呉春(松村月渓)を祖とし、岡本豊彦や松村景文らが発展させ、京都画壇で一大勢力となり、その後塩川文麟、幸野楳嶺、竹内栖鳳、西山翠嶂、堂本印象などと現代まで続いている。
出典: 四条派 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0