台屋
だいや
名詞
標準
caterer in a red-light district
文例 · 用例
お台屋のかたでは、源四郎の細君お政とまま母と若いやとい女との三人が、なにかまじめに話をしながら、まま母ははすの皮をはぎ、お政と女はつと豆腐をこしらえてる。
— 伊藤左千夫 『告げ人』 青空文庫
それじゃ松や、おかあさんはね、すこし休むちから、さあ甘甘にしようよ」 老人はそのままお台屋へはいる。
— 伊藤左千夫 『告げ人』 青空文庫
将軍家大奥の台一式の御用を勤めるお台屋の株を買って立派な旦那衆となっていた。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
仙台屋平六の家に宿す。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
仙台屋敷に生れたから仙台様の藩士だろう。
— 長谷川時雨 『木魚の顔』 青空文庫
夫れから宇田川町の仙台屋敷の長屋の二階に八十日居て、ソレで事が済んで、ソレから二人は晴天白日、外を歩くようになって、その後は今日に至るまでも旧の通りに交際して互に文通して居ます。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
何か特別な用事が出来てるかも知れない、誰かが訪れて来るかも知れない、名台屋の友人に借金を申込んでおいたその返事が来てるかも知れない……が何よりも、キミ子から電話があるかも知れない……とそんなことが、しきりに彼をせきたてるのだった。
— 豊島与志雄 『立枯れ』 青空文庫
これは貸座敷ばかりへ食物を入れるので、ここらでは台屋といいました。
— 小金井喜美子 『鴎外の思い出』 青空文庫
作例 · 標準
「昔の吉原では、台屋が芸者さんたちのお座敷を手配していた。」
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「台屋とは、遊郭で客をもてなすための料理や芸事を手配する業者のことだよ。」
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「あの時代の話では、台屋がいないと宴会は始まらなかったらしい。」
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