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黒胡麻

くろごま
名詞
1
標準
文例 · 用例
黒胡麻をまぶした、黒い麥飯の握飯が七つ八つ、ぎつしりつまつてゐる。
島木健作 生活の探求 青空文庫
』男が丘の上へ登りきつて了ふと、今まで目にも見えなかつた沖の小舟が、黒胡麻のやうにチラ/\、チラ/\、遥かに一列綴られてゆく、千も万も、幽かに幽かに、――生活むきが立たねば、夜も遅くまで、泣いて烏賊つる、その舟の火の、やゝありて、イルミネエシヨン。
北原白秋 畑の祭 青空文庫
○白胡麻は蛋白質二割、脂肪五割一分、黒胡麻は蛋白質一割九分、脂肪四割四分にていずれも南京豆より蛋白質の割合少しく劣れり。
春の巻 食道楽 青空文庫
それは南瓜を一寸角ほどに切りて柔くなるまで蒸し、別に黒胡麻を炒り摺鉢にて摺砕き、味淋、酢、砂糖、少量の醤油にてドロドロにゆるめたる汁を前の南瓜へ掛けて食するなり。
秋の巻 食道楽 青空文庫
別に黒胡麻を炒って擂鉢でよく摺って味淋と醤油でドロドロに弛めたものの中へ鯛の身を入れて炊きたての御飯へかけて茶椀の蓋をして出します。
秋の巻 食道楽 青空文庫
御車の前に糞をするといかんといふので、黒胡麻を食べさせて糞の出ないやうにするといふ、牛も骨の折れる事でございます。
三遊亭円朝 牛車 青空文庫
毎日々々|食べ附けない黒胡麻を食べて糞詰りになるから牛が加減が悪くなつて、御所内の主殿寮に牛小屋がありまして、其の中に寐て居りますと、牛の仲間が見舞に参りました、といふお話しを考へました、是は昔風の獣物が口を利くといふお話の筋でございます。
三遊亭円朝 牛車 青空文庫
黒胡麻のような水すましも隅の方に集って、円を描いて廻っている。
外村繁 澪標 青空文庫