応話
おうはなし
名詞
標準
文例 · 用例
一応話を聞いたです。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
どんな事情がございませうとも、私に一応話して下さいましても、およろしいぢやございませんか。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
どんな事情がございましょうとも、私に一応話して下さいましても、およろしいじゃございませんか。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
僕が適当な順序を考えて一応話をするからどうか気を鎮めてよく聞いてくれ給え。
— 海野十三 『三人の双生児』 青空文庫
その青い鞭のようなものは、大江山課長が、天狗岩の附近から拾って来たものであるが、全くめずらしい品物なので、果して火星の生物が、天狗岩のところへ来ていたとすると、それが落していった、と考えると、一応話のつじつまが合うのであった。
— 海野十三 『火星兵団』 青空文庫
――これらの事情を鵜の丸兵庫へ、一応話して置く必要があると、兵庫の住居へ出かけて行こうと、こう思ったからである。
— 国枝史郎 『猫の蚤とり武士』 青空文庫
………お父さんにも一応話して見れば善いのに。
— 芥川龍之介 『玄鶴山房』 青空文庫
噂にききましたところでは、上京直前、当家に伝わる家宝の数々をイナリに納めて一応話がついたということでした」「オーカミイナリの神主が上京するようなことはありませんか」「東京の人にはあんまり縁のないイナリで、土の中の金をまもるイナリと信ぜられ、山々に金を探す金掘りの人々や、山の人々に信仰されております。
— その十七 狼大明神 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫