焼死体
しょうしたい
名詞
標準
burnt corpse
文例 · 用例
それでも噎せるような焼死体の異臭に鼻を撲たれてペッペッと唾液を吐いた。
— 夢野久作 『オンチ』 青空文庫
また焼死体の血液採取が不可能な結果、抗毒素、一酸化炭素等の有無も判明せず、従ってその処女なるや否や、又は過失の焼死なるや否やも決定し難い模様であるが、しかし現場の状況、及、屍体の外観等より察して他殺の疑いは依然として動かず。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
六日夜十一時頃、基ちゃんが門で張番をして居ると相生署の生きのこりの巡査が来、被服廠跡の三千の焼死体のとりかたづけのために、三十六時間勤務十二時間休息、一日に一つの玄米の握り飯、で働せられて居る由。
— 宮本百合子 『大正十二年九月一日よりの東京・横浜間大震火災についての記録』 青空文庫
のみならず、焼け残りの部分が様々な恰好で、焦土の所々に黄色く残っているところは、ちょうど焼死体の腐爛した皮膚を見るようで、薄気味悪く思われるのだった。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
その結果、一箇の無残な焼死体が発見せられた。
— 海野十三 『鞄らしくない鞄』 青空文庫
被服廠あとの焼死体の写真を『日日』の号外で見、おそろしくうなさる。
— 一九二三年(大正十二年) 『日記』 青空文庫
何千という一かたまりの焼死体や、コンクリのカケラと一しょにねじきれた血まみれのクビが路にころがっているのを見ても、あのころは全然不感症だった。
— 坂口安吾 『もう軍備はいらない』 青空文庫
出火後六日目の今日、なお過ぎて来た道筋にいくらも焼死体の横たわっているのは言うまでもない。
— 喜田貞吉 『震災日誌』 青空文庫
作例 · 標準
火災現場から、焼死体が一体発見された。
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警察は、焼死体の身元特定を進めている。
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「うわっ、まさか…!あれは焼死体なの?」
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