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蔓苔桃

つるこけもも異読 ツルコケモモ
名詞
1
標準
small cranberry (Vaccinium oxycoccos)
文例 · 用例
それから鏡に向って胸当をつけ、鼻の孔からのぞいていた鼻毛を二本ひっこ抜くと、間髪を入れず、ピカピカ光る蔓苔桃いろの燕尾服を著けていた。
または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 死せる魂 青空文庫
その間にペトゥルーシカの方は、主人のズボンと、例のピカピカ光る蔓苔桃色の燕尾服を廊下へ持ち出して、木の衣紋掛にかけて、廊下じゅうに埃りを立てながら、服叩きでたたいたりブラシをかけたりし始めた。
または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 死せる魂 青空文庫
実際、こういったような事柄は世間には間々あって、或る婦人の眼には明らかに白く見える物が、他の婦人の眼には赤い赤い蔓苔桃のように見えるのである。
または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 死せる魂 青空文庫
附近には岩高蘭、苔桃、蔓苔桃が一面に緑の毛氈――そのすっきりした柔い感じは寧ろ天鵞絨を想わせる――を敷き詰めて、秋十月頃には紅色紫黒色の小果が玉累々たる有様を呈する。
木暮理太郎 秩父の奥山 青空文庫
池の囲りには小岩鏡、御前橘、石楠、姫石楠、イワハゼ、珍車、岩高蘭、立山|竜胆、蔓苔桃、麒麟草、猩々袴、鷺菅などがあり、殊に毛氈苔と白山小桜が美しい。
木暮理太郎 利根川水源地の山々 青空文庫
草間には小岩鏡の群落が花時の美観を偲ばせ、蔓苔桃の紅い実がこぼれ散った宝玉を思わせる。
木暮理太郎 秋の鬼怒沼 青空文庫
作例 · 標準
北海道の湿原で、蔓苔桃の可愛らしい実を摘んだ。
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