荒蕪地
こうぶち
名詞
標準
wild land
文例 · 用例
稲田桑畑芋畑の連なる景色を見て日本国じゅう鋤鍬の入らない所はないかと思っていると、そこからいくらも離れない所には下草の茂る雑木林があり河畔の荒蕪地がある。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
荒蕪地つづき、廃れ立つ礎燃えて烈々と煉瓦の火気に爛れたる果実のにほひそことなく漂湿る。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
荒蕪地の方は、ハリエニシダの花が満開中で、四月の太陽を受けて、黄金色に燦爛としていた。
— コナン・ドイル 『自転車嬢の危難』 青空文庫
私は荒蕪地を走り抜けて、木の間を通してそれを覗いた。
— コナン・ドイル 『自転車嬢の危難』 青空文庫
結局人から借りた金でやれば、二、三年經つて、その荒蕪地がやうやく畑らしくなつた頃、そのかたに、すつかり、彼等の手からなくなつてゐた。
— 小林多喜二 『防雪林』 青空文庫
」 こう言って、かれは荒蕪地の処々にある家に入って行った。
— 田山花袋 『トコヨゴヨミ』 青空文庫
勇吉は到る処で、遠い国から遙々とこの荒蕪地へやって来ている人達を見た。
— 田山花袋 『トコヨゴヨミ』 青空文庫
かと思うと、荒蕪地をある程度まで耕して、それを後から来た者に売って、もっと交通の便な、開けた町に近いところへ出て行こうとしている人などもあった。
— 田山花袋 『トコヨゴヨミ』 青空文庫
作例 · 標準
かつては荒蕪地だった場所が、今では美しい公園になっている。
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開拓者たちは荒蕪地を切り開き、農耕を始めた。
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この地域の荒蕪地を有効活用する方法が議論されている。
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