闇穴道
あんけつどう
名詞
標準
road taken by a Chinese ajari buddhist monk when he incurred the wrath of emperor Genso (685-762)
文例 · 用例
――黄髪の伴天連信徒蹌踉と闇穴道を磔負ひ駆られゆくごと生ぬるき悔の唸順々に、流るる血しほ黒煙り動揺しつつ、印度、はた、南蛮、羅馬、目的はあれ、ただ生涯の船がかり、いづれは黄泉へ消えゆくや、――嗚呼午後七時――鬱憂の心の海に。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
さてこゝに坑を穿てば「よし」といひて、たゞひとり闇穴道におりたちて、物陰の座にうちかくる、ひたおもて、地下の戸を、はたと閉づれば、こはいかに、天眼なほも奥津城にカインを眺む。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
さてこゝに坑を穿てば「よし」といひて、たゞひとり闇穴道におりたちて、物陰の座にうちかくる、ひたおもて、地下の戸を、はたと閉づれば、こはいかに、天眼なほも奧津城にカインを眺む。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
この世と地獄との間には、闇穴道という道があって、そこは年中暗い空に、氷のような冷たい風がぴゅうぴゅう吹き荒んでいるのです。
— 芥川龍之介 『杜子春』 青空文庫
この世と地獄との間には、闇穴道といふ道があつて、そこは年中暗い空に、氷のやうな冷たい風がぴゆうぴゆう吹き荒んでゐるのです。
— 芥川龍之介 『杜子春』 青空文庫
凡そ三百段も降りた時いよいよ闇穴道の入口に差掛つて、其処には鬼ならぬ一人の巡査がカンテラを持つて立つて居る。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
髑髏洞の尽きた所にある二つの石門を潜つて更に一|町程の闇穴道を過ぎ、再び螺旋の石階を昇ると、初めの入口から七八|町も遠ざかつた街に出口が開かれて居た。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
二 黄泉の使、玉造の小町を背負いながら、闇穴道を歩いて来る。
— 芥川龍之介 『二人小町』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日闇穴道について考えている。
闇穴道という言葉は日本語で重要だ。
彼は闇穴道の意味を理解している。
この文には闇穴道が含まれている。