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炭問屋

すみどんや
名詞
1
標準
文例 · 用例
薪問屋は、石炭問屋に変り、鶏買いは豚買いに変った。
黒島傳治 浮動する地価 青空文庫
あの河岸の炭問屋の上さんになつてるでな……』『ふむ――』『それもな、滅多にそんな気を起したことはねえだな。
田山録弥 船路 青空文庫
右へ移ると薪炭問屋の丁子屋、その背面が材木町の出はずれになっていて、この通りに前川という鰻屋がある。
名高かった店などの印象 幕末維新懐古談 青空文庫
まもなくお角は、その隣席にいる例の深川の炭問屋の主人と好い話敵になりました。
安房の国の巻 大菩薩峠 青空文庫
炭問屋の主人は、そこまで詮索してみようという気はありませんから、いつしか自分の案内知った房州話になってしまいました。
安房の国の巻 大菩薩峠 青空文庫
お角がそれを有難く聞いていると、ほかの乗合までが、それぞれ口を出して、炭問屋の主人の案内の足らざるを補うものもあるし、また突込んで質問をはじめる者も出て来ました。
安房の国の巻 大菩薩峠 青空文庫
はじめはお角と炭問屋の主人だけの房州話であったのが、今はお角をさしおいて、最寄りの人たちが炭問屋の主人を中に置いての房州話となりました。
安房の国の巻 大菩薩峠 青空文庫
「とうとう清澄のお寺へ預けられてしまったというこってす」「そうですか、それは惜しいことをしましたね」 心から力を落したようなお角の言いぶりでしたから、「おかみさん、あなたもあの子を御存じなんでございますか」「エエ、ちっとばかり……」「左様ですか」 炭問屋の主人が改めてお角の面を見直しました。
安房の国の巻 大菩薩峠 青空文庫