幻辞.com

皇神

すめかみ
名詞
1
標準
文例 · 用例
此も神器の絶対の尊厳を会得せしめん為に、皇神其自ら或は其以上との信仰を持たせようとしたものであらうと思ふ。
折口信夫 髯籠の話 青空文庫
御歳皇神以外に、官國弊社に豐饒を祈り、感謝するのは、神の觀念が變化した爲である。
まれびとの意義 國文學の發生(第三稿) 青空文庫
志珂の皇神(万葉巻七)と全く一つで、神に媚び仕へるものである。
折口信夫 相聞の発達 青空文庫
富士山麓は三島の宿の三島明神は東海道では熱田神宮につぐ大社であり、熱田が皇神であるにくらべて、これは事代主(また古からの別説では大ヤマズミノミコトともいう)を祀った日本土着の大親分が祭神なのである。
消え失せた沙漠――大島の巻―― 安吾の新日本地理 青空文庫
崇神天皇神人の夢告によって、赤盾八枚赤矛八竿を以て墨坂の神を祭り給うたとあるのも、畢竟はこの墨坂なる土人の神を祭った伝えであろう。
系図の仮托と民族の改良 炭焼長者譚 青空文庫
皇國民はただ一つのこの『すめらぎの道』に隨順して、決して傍徑や、外道に據つてはならぬといふのである、第二首は、わが國の大神をば絶待として齋きまつる、わが丹心の至誠をば、ねがはくは見そなはし給へといふので、同時に作つた歌に、『言はまくもゆゆし畏し挂けまくもあやに尊きこれの皇神』といふのもある。
齋藤茂吉 愛國歌小觀 青空文庫
「吾が大王ものな思ほし皇神の嗣ぎて賜へる吾無けなくに」(巻一・七七)という御答歌で、陛下よどうぞ御心配あそばすな、わたくしも皇祖神の命により、いつでも御名代になれますものでございますから、というので、「吾」は皇女御自身をさす。
斎藤茂吉 万葉秀歌 青空文庫
○み芳野の象山の際の木末には幾許も騒ぐ鳥のこゑかも 〔巻六・九二四〕 山部赤人 聖武天皇神亀二年夏五月、芳野離宮に行幸の時、山部赤人の作ったものである。
斎藤茂吉 万葉秀歌 青空文庫