お薄
おうす
名詞
標準
weak matcha
文例 · 用例
夜は如法の闇に、昼もなお薄暗い洞窟のうちに端座して、ただ右の腕のみを、狂気のごとくに振っていた。
— 菊池寛 『恩讐の彼方に』 青空文庫
母は茶商売をやめる時、茶壺に残った沢山のお茶を「長年御ひいきに預りまして有難うございました」と言って、いつも玉露を買ってくれるところには玉露、煎茶のところは煎茶、お薄のところへはお薄と、全部配って挨拶しました。
— 上村松園 『わが母を語る』 青空文庫
もう戴いたも同様ですからそれではお薄を一服いただきたい。
— 上村松園 『棲霞軒雑記』 青空文庫
それを戴いて帰らしてもらいます」 私はご主人の有り合わせのご馳走と、奥方の馬に乗ってかけ廻って作られた――心のご馳走を一服のお薄にこめて有難くいただいてその家を辞した。
— 上村松園 『棲霞軒雑記』 青空文庫
夜中二時頃お薄を一服のむと精神が鎮まって目がさえる。
— 上村松園 『健康と仕事』 青空文庫
なお薄青い寝衣の肱の曲目と、肩と、臀部の真背後の処が破れているのが、猛悪な格闘のあった事を物語っているが、それよりも何よりも警官たちを驚かしたのはマリイ夫人の肉体であった。
— 夢野久作 『S岬西洋婦人絞殺事件』 青空文庫
ここは上の高等室よりなおなお薄暗かった。
— 宮本百合子 『一九三二年の春』 青空文庫
そして、死体の背窪を一杯に覆うて凝結した血が、指差している手の形で、大きな溜りを作っていて、なお薄気味悪いことには、その指頭が壇上の右方に向けられていた。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
この言葉の定義は「weak matcha」である。
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