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ずっぷり

ずっぷり
副詞副詞-と
1
標準
completely submerged (e.g. in water)
文例 · 用例
汗をずっぷりとかいて、意識のありなしも疑わしい。
夕顔 源氏物語 青空文庫
で、ふらふらと洗面台のほうに行って、ピッチャーの水をなみなみと陶器製の洗面盤にあけて、ずっぷりひたした手ぬぐいをゆるく絞って、ひやっとするのを構わず、胸をあけて、それを乳房と乳房との間にぐっとあてがってみた。
有島武郎 或る女 青空文庫
更に更にたたかいつつある大衆、たたかいを欲しない大衆の内部へずっぷりつかる必要がある。
――「ナップ」第三回大会にふれて―― 文芸時評 青空文庫
しんから、ずっぷりと、暗く明るく泥濘のふかい東北の農村の生活に浸りこんで、そこに芽立とうとしている新鮮ないのちの流動を描き出してみたいと思っている。
宮本百合子 作者の言葉(『貧しき人々の群』) 青空文庫
だが、それらは今思えばどれも熾な生活力に充ちた親たちの性格があげた波の飛沫で、私はそのしぶきをずっぷりと浴びつつ、自分も、あの波この波をその波のうねりに加えながら、暗い廊下を自分の小部屋へ引き上げて来る。
宮本百合子 青春 青空文庫
一人の人間の髪の毛をつかんで、ずっぷり水へ漬け、息絶えなんとすると、外気へ引きずり出して空気を吸わせ、いくらか生気をとりもどして動きだすと見るや、たちまち、また髪を掴んで水へもぐらせる、拷問そっくりの生活の思いをさせた。
宮本百合子 ある回想から 青空文庫
お蔭で、大事な洋服が、ずっぷりぬれてしまったから、明日お母さんに乾してもらいます。
小川未明 火事 青空文庫
むこう岸はボーッと雨に煙り、折からいっぱいの上潮で、柳の枝の先がずっぷり水に浸かり、手長蝦だの舟虫がピチャピチャと川面で跳ねる。
蠑※ 顎十郎捕物帳 青空文庫
作例 · 標準
重い荷物を背負ったまま、沼地に足がずっぷりと沈み込んでしまった。
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温泉の熱いお湯に肩まずっぷりと浸かると、一日の疲れが溶け出していくようだ。
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熟しきった柿を指で押すと、そのまま皮の中に指がずっぷりと入った。
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2
標準
completely soaked (e.g. with rain)
作例 · 標準
不意の夕立に遭い、傘を持っていなかった私は服も靴もずっぷりと濡れてしまった。
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夏の炎天下で草むしりをしたせいで、シャツが汗でずっぷりと重くなっている。
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バケツの水を頭から被った子供は、ずっぷりと濡れた髪を振り乱して笑った。
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