男親
おとこおや
名詞
標準
father
文例 · 用例
だが親は男親か女親か認識しなかった。
— 岡本かの子 『伯林の落葉』 青空文庫
男親の口からこんなことをいうも如何ですが、民子は命に替えられない思いを捨てて両親の希望に従ったのです。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
またそれが男親と女親との愛の表現の違いのようでもあります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
けれども、よしんば生さぬ仲にせよ、男親がすでに故人である以上、誰よりもまずこの席に列っていなければならぬこのひとだ。
— 織田作之助 『螢』 青空文庫
それが男親であるか女親であるかを問いただそうかと思ったが、なんだか薄気味悪いのでやめた。
— 岡本綺堂 『鷲』 青空文庫
それで男親は悪い顔もしないかい」「どんなことって、ばかばかしいこってす。
— 伊藤左千夫 『春の潮』 青空文庫
男親一人にがんばらせないという底意を諷してかかる。
— 伊藤左千夫 『春の潮』 青空文庫
しかしさすが男親だけにお母あ様よりは、切実に少くもこっちの心理状態の一面を解していてくれるようだと、秀麿は思った。
— 森鴎外 『かのように』 青空文庫