鳰
にお異読 ニオ
名詞
標準
little grebe
文例 · 用例
日奈久の温泉宿で川上眉山著「鳰の浮巣」というのを読んだ事などがスケッチの絵からわかる。
— 寺田寅彦 『亮の追憶』 青空文庫
一つ、別に、この畷を挟んで、大なる潟が湧いたように、刈田を沈め、鳰を浮かせたのは一昨日の夜の暴風雨の余残と聞いた。
— 泉鏡花 『小春の狐』 青空文庫
「もしわたしのようなものはおしどりにしていただけないなら、鴨にでも鳰にでもしていただいてあなたのおそばにまいりましょう。
— 新美南吉 『おしどり』 青空文庫
おしどりがいけませぬならば鴨でも鳰でもかまいません。
— 新美南吉 『おしどり』 青空文庫
さあれ葦かびの闇には鳰のほのなよび。
— 北原白秋 『第二邪宗門』 青空文庫
鳰のたまごの鳰のこゑ、生れぬまへの息もする。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
ときたま鳴けよ、鳰鳥、昼間の月も渡るよ。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
鹹涸川堰の下の葦むらに行々子鳴きて鳰はお堀に水路舟行二十日、再び沖端に帰りて、人々と共に楽しむと柳河まで小舟に棹さしのぼる。
— 北原白秋 『夢殿』 青空文庫
作例 · 標準
湖のほとりで、鳰が水面に何度も潜って獲物を探している様子を観察した。
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鳰は「カイツブリ」の古名であり、水に潜る姿からその名がついたと言われている。
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枯れ草を積み上げて作られた鳰の巣が、水面に浮かぶように設置されていた。
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