難き
かたき
名詞
標準
difficulty
文例 · 用例
さいわい、山崎氏には、浅見、尾崎両氏の真の良友あり、両氏共に高潔俊爽の得難き大人物にして帷幕の陰より機に臨み変に応じて順義妥当の優策を授け、また傍に、宮内、佐伯両氏の新英|惇徳の二人物あり、やさしく彼に助勢してくれている様でありますから、まずこのぶんでは、以後も不安なかるべしと思います。
— 太宰治 『砂子屋』 青空文庫
何故ならば、無勢であるために多勢にとつて覗き見ること難きものを窘めることはまた、芸術側が面白い故に面白いものだけを関心するのに相似し平行してゐる。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
さいはひ、山崎氏には、淺見、尾崎兩氏の眞の良友あり、兩氏共に高潔俊爽の得難き大人物にして帷幕の陰より機に臨み變に應じて順義妥當の優策を授け、また傍に、宮内、佐伯兩氏の新英惇徳の二人物あり、やさしく彼に助勢してくれてゐる樣でありますから、まづこのぶんでは、以後も不安なかるべしと思ひます。
— 太宰治 『砂子屋』 青空文庫
これらの概念と定義とが方則の云い表わしと切り離し難きはこのためなり。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
しかし実際にはこれらのすべての条件が知り難き故に結果の単義性は問題となる。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
かくのごとき材料も場合によりてはあえて非科学的とは称し難きも、とにかく物理学的方法を応用する場合の独立変数としては不適当なるものなりしなり。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
我が心は清めるか濁れるか」 封じ目ときて取出せば一尋あまりに筆のあやもなく、有難き事の数々、辱じけなき事の山々、思ふ、恋ふ、忘れがたし、血の涙、胸の炎、これ等の文字を縦横に散らして、文字はやがて耳の脇に恐しき声もて※くぞかし。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
而るに今朝来、濃霧四辺を閉ざしシセキを弁じ難き趣きありしが、正午前、玄海洋上に望みし時忽ち右舷に当り大艦影を認む。
— 附・戦線便り 『陣中日誌(遺稿)』 青空文庫
作例 · 標準
あんなに信頼していた親友に裏切られるとは、これほど信じ難きことは他にない。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「得難きチャンスを逃すんじゃないぞ」と、恩師は教え子の背中を力強く押した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
断崖絶壁に囲まれたその要塞は、凡百の兵には攻め難きこと山の如しであった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview