誨
誨
名詞
標準
文例 · 用例
しかして三節より五節までにおいて彼はまずヨブを責めていうのである、汝かつては人を誨え人を慰めたるもの今|禍に会すれば悶え苦しむは何の態ぞと。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
)斯う私は自分で自分に誨えるようにしました。
— 宮沢賢治 『インドラ[※1]の網』 青空文庫
」 渠は頸を延べ、耳を欹てて誨を俟てり。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
勿論|私に兵仗を動かした責罰|譴誨は受けたに相違あるまいが、事情が分明して見れば、重罪に問ふには足ら無いことが認められたのに、かてゝ加へて皇室御慶事があつたので、何等罪せらるゝに至らず、承平七年四月七日一件落着して恩詔を拝した。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
貴誨を蒙らずして、星霜多く改まる、渇望の至り、造次に何でか言さん。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
「黙して之を知り、学んで厭かず、人を誨えて倦まず、何か我にあらん哉」『論語(述而二)』と言われる、学んで厭かずの一句に、孔先生の向上心の不断・不息を察することができる。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
第七 就役一 典獄の訓誨 伊勢へは我々一年半の刑を受けし人のみにて、十数人の同行者あり。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
第十七回 お勢のあくたれた時、お政は娘の部屋で、凡そ二時間ばかりも、何か諄々と教誨せていたが、爾後は、どうしたものか、急に母子の折合が好なッて来た。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫