妙齢
みょうれい
名詞-の形容詞名詞
標準
young (usu. of a woman)
文例 · 用例
函館の連絡船待合所に憐れな妙齢の狂女が居て、はじめはボーイに白葡萄酒を命じたりしていたが、だんだんに暴れ出して窓枠の盆栽の蘭の葉を引っぱったりして附添いの親爺を困らせた。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
何から何まで人手にかけずに育て上げて、ようよう妙齢になって来ると、裁縫だけは別として、茶の湯、生花、双六、歌留多、琴、三味線、手踊りの類を自分の手一つで仕込んだ上に、姿が悪うなると言うて、お粥と豆腐ばっかり喰わせおる。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
博多中の妙齢の娘の乳房の黒い、赤いを間違いなく存じておりまする者は、この赤猪口兵衛タッタ一人で。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
維摩、勝鬘の二経は、一は老熟の男性の口を藉り、一は妙齢婦人の言葉を藉りて、勇敢なる生活の理想化を獅子吼さしている経であります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
盛の牡丹の妙齢ながら、島田髷の縺れに影が映す……肩揚を除ったばかりらしい、姿も大柄に見えるほど、荒い絣の、いささか身幅も広いのに、黒繻子の襟の掛った縞御召の一枚着、友染の前垂、同一で青い帯。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
「ああ、あ、娘もちょうどお前様の妙齢で、……で……」 と男泣き、此奴生れて最初なるべし。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
彼家も無事なれば宜しゅうござりますが、妙齢の娘、ちと器量が好過ぎますので、心配なものでござります。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
一処、大池があって、朱塗の船の、漣に、浮いた汀に、盛装した妙齢の派手な女が、番の鴛鴦の宿るように目に留った。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
作例 · 標準
妙齢の女性たちが集まり、華やかなパーティーが開かれていた。
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その屋敷には、妙齢の娘が一人で住んでいるという。
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彼は妙齢の夫人を伴って、オペラ鑑賞に出かけた。
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標準
with a charm appropriate to one's age
作例 · 標準
彼女は妙齢を迎え、以前よりもいっそう美しさを増した。
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妙齢にふさわしい落ち着いた振る舞いが、周囲に好印象を与えた。
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妙齢の輝きを失わないよう、彼女は日々自分を磨いている。
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