幻辞.com

枸杞

くこ異読 クコ
名詞
1
標準
Chinese matrimony vine (Lycium chinense)
文例 · 用例
毒にはなりますまい、何事もなかった処を見ると、枸杞の花だったかも知れません、白く、細かくて、枸杞は薬だといいますから。
泉鏡花 雪柳 青空文庫
河楊が痩せて、赤い實を隱した枸杞の枝がぽつさりと垂れて、大きな蓼の葉が黄色くなつて居る岸へ船はがさりと舳を突つ込んだのである。
長塚節 青空文庫
眞赤な枸杞の實のやうなのがたつた一つ落ち殘つて居る。
長塚節 炭燒のむすめ 青空文庫
わたしの家と西隣りの家とのあいだにも、五、六間の空地があって、隣りの家には枸杞の生垣が青々と結いまわしてあった。
岡本綺堂 綺堂むかし語り 青空文庫
わたしはその枸杞の実を食べたこともあった。
岡本綺堂 綺堂むかし語り 青空文庫
曲りくねってむやみやたらに行くと枸杞垣とも覚しきものの鋭どく折れ曲る角でぱたりとまた赤い火に出くわした。
夏目漱石 琴のそら音 青空文庫
よく見ると、大きな枸杞の下垂れ枝が、薄紫の小さな花を一杯つけてるのだった。
豊島与志雄 幻の彼方 青空文庫
片隅の枸杞の枝に、小さな実が所々残っていて、赤く艶々と光っていた。
豊島与志雄 幻の彼方 青空文庫
枸杞(くこ) — 幻辞.com