男殺し
おとこごろし
名詞
標準
temptress
文例 · 用例
恋愛でもしたら、男殺しという役だって!
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
のう、ほら、この通り、男殺しのウブ毛と言う奴じゃ。
— 身延に現れた退屈男 『旗本退屈男 第六話』 青空文庫
「何だかまだ芝居に居るような気がして相済まないけど」、とお糸さんが煙草を吸付けてフウと烟を吹きながら、「伯母さんの小言が台詞に聞えたり何かして、如何なに可笑しいでしょう」、と微笑した所は、美しいというよりは、仇ッぽくて、男殺しというのは斯ういう人を謂うのかと思われた。
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫
尤も、後で逮捕されて二十年の刑に処せられたガンネス家の小作人でランフィアという男――これは収監後間もなく肺病で獄死している――の証言に依れば、ベル・ガンネス夫人は五個年間この職業的男殺しを継続して、その間ランフィアもちょいちょい手を貸したが、平均一月に三人の割合いだったと言う。
— 牧逸馬 『斧を持った夫人の像』 青空文庫
「おや、銭形の親分、ここには、男殺しは多勢いますが、女殺しはいそうもありませんよ。
— 赤い紐 『銭形平次捕物控』 青空文庫
父の兼家の側室には「かげろふ日記」の筆者でもあり、また百人一首の中にも選ばれた――なげきつつ一人|寝る夜の明くるまは、いかに久しきものとかは知る――なんていう男殺しの名歌を詠んだ才媛もその局にいた程だから、綏子ノ君の教養などもまたいう迄はなかったろう。
— 吉川英治 『美しい日本の歴史』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
murder of a man
作例 · 標準
例句