粧飾
しょうしょく
名詞
標準
文例 · 用例
(明治四十年九月三十日『東京朝日新聞』) 十 新奇な風見鴉 これは倶楽部あるいは宿屋の室内に粧飾用を兼ねて据え置き、時々刻々の風の方向を知らせる器械である。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
(明治四十年十二月二十九日『東京朝日新聞』) 五十七 婦人と動物学者 テキサス大学のモントゴメリー教授は、衣服その他の粧飾に鳥類の羽毛を使用する事を絶対的に禁じたいと論じている。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
読書、習字、算術等、一切の科学何かある、唯紅粉粧飾の余暇に於て学ばむのみ。
— 泉鏡花 『醜婦を呵す』 青空文庫
これにて礼服着用の立派な婦人|一人前、粧飾品なり、衣服なり、はた穿物なり、携帯品なり、金を懸くれば際限あらず。
— 泉鏡花 『当世女装一斑』 青空文庫
―― 粧飾す時に、薄らと裸体に巻く宝ものの美い衣服だよ。
— 泉鏡花 『茸の舞姫』 青空文庫
これも別の事であるが流行あるいは最新流行という衣装や粧飾品はむしろきわめて少数の人しか着けていない事を意味する。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
翌日この劇場前を通ったら、なるほど、すべての入り口が閉鎖され平生のにぎやかな粧飾が全部取り払われて、そうして中央の入り口の前に「場内改築並びに整理のために臨時休業」という立て札が立っている。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
又專門審美家のうちにも粧飾語を弄ぶものあり。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫