女狂い
おんなぐるい
名詞動詞-サ変
標準
infatuation (with a woman)
文例 · 用例
主人の放蕩、女狂い、酒乱がそれまでにとにかく得て来た彼の地位を崩してしまった。
— 梶井基次郎 『不幸』 青空文庫
其間にも酒や博奕や女狂いや、悪い道楽は何でも為尽した。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
そのうえ女狂いと博奕に家を外にしている夫が、すこし位の外出を咎めだてするのが酷く憎かった。
— 田中貢太郎 『四谷怪談』 青空文庫
弥太郎翁は忠一が女狂いを始めた頃から、何となく忠一に反感を持つようになった。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
) 実際、当時の陳の国は、強国晋と楚との間に挟まれ、一方に附けば、一方の侵略を受けるという有様で、女狂いどころでは無かったのである。
— 中島敦 『妖氛録』 青空文庫
「帰れ、帰れ、帰っておくれ、畜生、汝が女狂いをしたばかりに、とうとう俺を殺しちまった、帰れ、帰っちまえ」 女は章一に飛びかかりそうになった。
— 田中貢太郎 『一握の髪の毛』 青空文庫
この寺の覚光という青坊主がまたお話にならない堕落坊主で、酒は飲む、博奕は打つ、女狂いはするという奴だから堪まらない。
— 蝶合戦 『半七捕物帳』 青空文庫
そうかといって、わが万寿丸が、不良少年のように、ノコノコ佐渡までも女狂いには出かけられないのであった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫