蹈海
蹈海
名詞
標準
文例 · 用例
蹈海の雄志は奔馬の鞭影に驚きたるが如し。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
これによりて見れば、彼が蹈海の挙の、象山の慫慂に出でたるは、火なお明なりとするに足らず。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
蹈海の蹉跌は、乍ち徳川政府の訊う所となり、江戸伝馬町の獄に繋がれ、延いて佐久間象山に及び、遂に「重き御国禁を犯し候段|不届に付き、父杉百合之助へ引渡し在所において蟄居申し付ける」の宣告を得、檻輿長門に下り、野山の獄に投ぜられたり。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
その亡邸、蹈海、要撃、その他一として彼が生活、この言を自証せざるはなし。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
ここにおいて彼は嘗て蹈海失敗の余勇を養いたりし、江戸伝馬町の獄に再び投ぜられたり。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
彼の蹈海失敗後、野山の獄に拘せらるるや、その同囚富永有隣を慫慂して、曹大家『女誡』を訳せしむ。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫