海内
かいだい
名詞
標準
the whole country
文例 · 用例
そこで天下の窯器を論ずる者は、唐氏凝菴の定鼎を以て、海内第一、天下一品とすることに定まってしまった。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
木の根岩角に手をかけ、足を踏みしめて、ようよう飛沫雨のごとき中に下り立ちて、巨巌の上へ登り、海内無双の大瀑布、華厳の雄姿を眺めた時には思わず快哉三呼。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
きのう来ていただいたお医者さんは、弘前の鳴海内科の院長さんよ。
— ―――三幕 『冬の花火』 青空文庫
四篇の文、雄大にして荘厳、其大旨、義理の正に拠って、情勢の帰を斥け、王道を尚び、覇略を卑み、天下を全有して、海内に号令する者と雖も、其道に於てせざる者は、目して、正統の君主とすべからずとするに在り。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
そこで天下の窯器を論ずる者は、唐氏凝菴の定鼎を以て、海内第一、天下一品とすることに定まつてしまつた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
新聞紙の伝うる所に依れば、先ず博文館の太陽が中天に君臨して、樗牛が海内文学の柄を把って居る。
— 森鴎外 『鴎外漁史とは誰ぞ』 青空文庫
彼が、息子に施した最大の教育は、諸学の伝授を終えてのちに、海内の大旅行をさせたことであった。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
信長、印形を造らせた事があるが自らのには「天下布武」、信孝のには「戈剣平天下」、信雄のには「威|加海内」とした。
— 菊池寛 『桶狭間合戦』 青空文庫