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発荷

はっか
名詞
1
標準
文例 · 用例
」 これは、八|月七|日の午後、秋田県鹿角郡、生出を駕籠で上つて……これから三|瀧街道を大湯温泉まで、自動車で一|気に衝かうとする、発荷峠、見返茶屋を、……なごりの湖から、向つて右に見た、三岐の一|場面である。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
―― 時に英雄が発荷峠で……「博士は、一|車あとへ残らるゝさうです。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
」 五六人の者が、厭に落着き払つて傾けてゐる茶呑茶碗は悉く酒らしいので、僕が左う訊ねると、今日は、橇道がこわれたから、朝の発荷だけを済したら、一日休むと決めて村に下らうと思ふのだから金を借して欲しいと、稍不気嫌さうな口調で申し出た。
ミツキイのジヨンニイ 山男と男装の美女 青空文庫
」 朝の発荷を終へると、乗馬は事務所のラルウが一頭より他残らなかつたので、さて、今朝は、三国一の色男と祭りあげられたミツキイが、晴れの長靴を輝やかせて、先頭に手綱を執ると、一同の取巻連は鬨の声を挙げて村里を目指した。
ミツキイのジヨンニイ 山男と男装の美女 青空文庫
発荷物の延着 それから四、五日待って居るけれども私が荷物を托したシナ人が出て来ない。
河口慧海 チベット旅行記 青空文庫
九月十日、銀山を發し、鉛山を經て、發荷にいたる。
大町桂月 十和田湖 青空文庫
湖を一週する路も、他は馬を通ずれども、たゞ鉛山より發荷迄、一里の路だけは、馬を通ぜず。
大町桂月 十和田湖 青空文庫
發荷にも、唯※一軒の旅店あり。
大町桂月 十和田湖 青空文庫