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恬然

てんぜん
形容詞-たる副詞-と
1
標準
cool
文例 · 用例
と、知つてか知らずか、さつきまでの醜體にも恬然とした表情で、何時の間にかきちんと身仕舞をととのへて、女は腰掛の上に坐り込んでゐた。
南部修太郎 女盗 青空文庫
妻で」恬然として仲平は答えた。
森鴎外 安井夫人 青空文庫
何しろFは珍らしい客だからね……」と、私は惰性で心にもないことを呟いて、恬然としてゐた。
牧野信一 或る日の運動 青空文庫
まっかになってうつむいていた姉娘の代わりに、それらの首の提供者であった小塚ッ原の獄門番人の見るからにけがらわしい中年の非人が、べろり舌なめずりをして恬然と答えました。
生首の進物 右門捕物帖 青空文庫
でなくて誰が酔狂にこの寒さに斯んなものを……」と彼は恬然としてうそぶいた。
牧野信一 スプリングコート 青空文庫
青年は兎角何事をも明日に譲つて恬然としてゐたがる。
BALTHASAR ALDRAMIN. KURZE LEBENSGESCHICHTE AUS DEM ALTEN VENEDIG. 復讐 青空文庫
けれども強制的にさうした処に堕ち込んだ憐れむべき女でさへも食べる為、生きる為と云ふ動かすことの出来ない重大な自分のために恬然としてゐます。
伊藤野枝 青山菊栄様へ 青空文庫
分からんのが神仏だ」 宇平の態度は不思議に恬然としていて、いつもの興奮の状態とは違っている。
森鴎外 護持院原の敵討 青空文庫
作例 · 標準
どんな困難な状況でも、彼は恬然として動じなかった。
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彼女は人前で発表する時も、恬然としていて全く緊張しない。
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試合中、相手チームの挑発にも恬然とした態度で臨んだ。
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