覚路
かくろ異読 がくろ
名詞
標準
path to enlightenment
文例 · 用例
本文通り、乙者から言説のきっかけを投げられたが最後、「明るい晩と申しましても、夜は夜でございます、人の世そのものが、無明長夜の眠りでございまして、迷途覚路夢中行と、道元禅師も仰せになりました……」なんぞときめ出されようものならば、富楼郷といえども辟易する。
— 山科の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
この殿にまうでて見れば、あなかしこ小松叢生ひ、辺にい寄る玉藻いろくづ、たまたまは棹さす小舟、海苔粗朶の間にかくろふ。
— 北原白秋 『海阪』 青空文庫
この殿にまうでて見れば、あなかしこ小松|叢生ひ、辺にい寄る玉藻いろくづ、たまたまは棹さす小舟、海苔粗朶の間にかくろふ。
— 北原白秋 『篁』 青空文庫
おれがしろうとだかくろうとだか、おまえ知らねえじゃねえかよ」「知ってるよ。
— 死人ぶろ 『右門捕物帖』 青空文庫
くろごとかくろんぼとか言ふものが後につくのは、開場後日の浅くて諳誦しきれないで居るせりふをつける為だとか聞きましたが、さう言ふ場合には、かうもあらうかと言ふ様な、感情と語とが、お互にちぐはぐに遅速して、とんでもない処に、とんでもない思ひ入れが、割り込んで来たりしました。
— 折口信夫 『芝居に出た名残星月夜』 青空文庫
その紙のうえには、なんだかくろずんだ粉が、ほんの少量、ほこりのようにのっていた。
— 海野十三 『爆薬の花籠』 青空文庫
そのとき、このまっくらな造船所へどこからやってきたのかくろい服をきた、十四五人のからだの大きい人が、しのびこんでまいりました。
— 海野十三 『豆潜水艇の行方』 青空文庫
後鳥羽天皇の白山の松のこかげにかくろひて やすらにすめるらいの鳥かなという有名な御製は、七百五十年前の歌であるが、其頃加賀の白山に登った人から、高山に住む珍らしい鳥の噂が宮中に伝わり、終に至尊の御耳に達して御製となったものであろう。
— 木暮理太郎 『白馬岳』 青空文庫
作例 · 標準
修行僧は覚路を求めて、厳しい修行に励んだ。
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瞑想を通じて、彼はようやく自己の内に覚路を見出した。
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苦難の末に開かれる覚路を信じて、彼は歩み続けた。
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