潤筆料
じゅんぴつりょう
名詞
標準
fee for writing or painting
文例 · 用例
魯文のその時分の収入は、引札が作料一枚一朱、切付本五十丁の潤筆料が二分ということになっていた。
— 田中貢太郎 『死体の匂い』 青空文庫
安政二年十月二日の夜は、通り二丁目の糸屋という書肆に頼まれた切付本の草稿がやっとできあがったので、妻はそれを持って往って、例によって二分の潤筆料をもらって来て、一分を地代の滞りに払い、一分で米を買って来て井戸端で磨いでいた。
— 田中貢太郎 『死体の匂い』 青空文庫
その頃|何処かの洒落者の悪戯であろう、椿岳の潤筆料五厘以上と吹聴した。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
椿岳は喜んで受けて五厘の潤筆料のため絵具代を損するを何とも思わなかった。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
伊勢は寂照寺の画僧月僊は、乞食月僊と言はれて、幾万といふ潤筆料を蓄め込んだ坊さんだが、その弟子に谷口月窓といふ男がゐた。
— 薄田泣菫 『幽霊の芝居見』 青空文庫
蔡襄はそれを見て、「潤筆料としては、少しあっさりし過ぎてるようだ。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
商人は四条派の画家によく金を欲しがる持病があるのを知つてゐるから、「それでは伺つた印に潤筆料だけ承はつて参りませう。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
伊勢は寂照寺の画僧|月僊は乞食月僊と言はれて、幾万といふ潤筆料を蓄め込んだ坊さんだが、その弟子に谷口月窓といふ男がゐて、沈黙家で石のやうに手堅い性れつきであつた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
有名な作家に原稿の執筆を依頼したところ、高額な潤筆料を提示された。
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彼の描いた絵には、その卓越した技術に見合った潤筆料が支払われた。
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潤筆料の交渉が難航したが、最終的に合意に至った。
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