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槍下

やりした
名詞
1
標準
文例 · 用例
同行のフ氏は、晩くも本日午前十時までに、槍下で、昨日温泉から直接槍に向うた友人と出逢う手筈だ、というていたが、今後なお五時間もかからねば、目的地に達する事が出来ぬのに、はや定刻を過ぎているので、すぐ東に分れ、くだんの谷を下り、温泉へと霧の裡に影を没し去った。
鵜殿正雄 穂高岳槍ヶ岳縦走記 青空文庫
同じ石英斑岩でも、これから槍下までのは、胡摩塩状斑点が減じて青色を帯び、赤褐色の大豆大の塊が点々混ってやや軟かい、砂礫の多量に含む処を見ると、風化し易いように思われる。
鵜殿正雄 穂高岳槍ヶ岳縦走記 青空文庫
その屋敷の御鎗下で、年寄と用達と用人との三役も立ち合いのところで、山村氏から書付を渡され、それを書記から読み聞かせられたというものを持って、伏見屋伊之助と問屋九郎兵衛の二人が福島から引き取って来た。
第一部下 夜明け前 青空文庫