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巫覡

ふげき
名詞
1
標準
shaman
文例 · 用例
測り難きの数を畏れて、巫覡卜相の徒の前に首を俯せんよりは、知る可きの道に従いて、古聖前賢の教の下に心を安くせんには如かじ。
幸田露伴 運命 青空文庫
此様な不祥のある度に威を張るのは僧侶|巫覡で、扶桑略記だの、日本紀略だの、本朝世紀などを見れば、厭はしいほど現世利益を祈る祈祷が繰返されて、何程|厭はしい宗教状態であるかと思はせられる。
幸田露伴 平将門 青空文庫
本来託宜といふことは僧道|巫覡の徒の常套で、有り難過ぎて勿体無いことであるが、迷信流行の当時には託宣は笑ふ可きことでは無かつたのである。
幸田露伴 平将門 青空文庫
又或は凝る氣を生じて、神とか佛とか基督とか、或は其より下つて牛鬼蛇神の類の如きもの、巫覡卜筮方鑑の道、其の樣なことに心を委ぬるやうになるのもある。
幸田露伴 努力論 青空文庫
神仙の説を好み方士巫覡の類を信じた彼は、それまでに己の絶対に尊信する方士どもに幾度か欺かれていた。
中島敦 李陵 青空文庫
平田篤胤が世上の俗神職の多くを謗りて、源順朝臣が『倭名抄』に巫覡を乞盗部に入れたるを至当とせるを参考すべし。
南方熊楠 神社合祀に関する意見 青空文庫
また或いは凝る気を生じて、神とか仏とかキリストとか或いはそれより下って牛鬼蛇神の類のようなもの、巫覡(神下ろし)・卜筮(占い)・方鑑(占星)の道、その様なことに心を委ねるようになるのもある。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
妹いはば巫覡嚴らしく皺める人に説くに似て、夢といふなるいつはりを、鼻うそやぎに見て知りぬ。
薄田泣菫 泣菫詩抄 青空文庫