庚申講
こうしんこう
名詞
標準
kōshin-machi association
文例 · 用例
されば僻地盗難繁かった処々は、庚申に祈りて盗品を求め、盗もまた気味悪くなってこれを返却した例多く、庚申講を組んで順次|青面金剛と三猿の絵像を祭りありく風盛んなり。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
やがて村へは庚申講の季節がやって来る。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
やがて近づいて来る庚申講の夜、これから五か月もの長さにわたって続いて行く山家の寒さ、石を載せた板屋根でも吹きめくる風と雪――人を眠らせにやって来るようなそれらの冬の感じが、破って出たくも容易に出られない一切の現状のやるせなさにまじって、彼の胸におおいかぶさって来ていた。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
余事ながらこの木林惟一というのはどういう人であるかと、足尾におられた関口源三君に調べてもらったところ、東京の庚申講の先達であって、この人が庚申山から皇海山に至る道を開き、そこを奥院とした。
— 木暮理太郎 『皇海山紀行』 青空文庫
庚申講の先達がこの山を開いて奥院とした訳がなるほどと肯かれる。
— 木暮理太郎 『皇海山紀行』 青空文庫
実際また床の正面に絵像を掛け、堂々たる供物を上げ、また時々は庚申講などのように唱えごともあり祭の詞もある。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫
その団体の名を庚申講、仲間の一人一人を講中ともいって、お互いに家代々の友であり、ちっとやそっとの事では退会もせず、また新たに講員を加えることも稀であった。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫
しかし二十三夜講の頭屋では、やはり庚申講と同じく、人が揃うとすぐに、まず宵のうちに祭を行うのであった。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫
作例 · 標準
地域住民は、庚申講の伝統を守り続けている。
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