竹槍
たけやり異読 ちくそう
名詞多音語
標準
bamboo spear
文例 · 用例
銀紙色の竹槍の、汀に沿ひて、つづきけり。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
銃や、機関銃や、大砲に対抗するのに、弓や竹槍や、つぶてではかなわない、プロレタリアは、ブルジョアに負けない優秀な武器を自分のものとしなければならない。
— 黒島傳治 『入営する青年たちは何をなすべきか』 青空文庫
まあ、こちらへ、と手伝って引入れた、仁右衛門の右の手は、竹槍を握っていたのである。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
手首も冷たく只戦きに戦くので、ともかく座敷へ連れよう……何しろ危いから、こういうものはと、竹槍は明が預る。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
あとへ、竹槍の青光りに艶のあるのを、柄長に取って、明が続く。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
――真先へ行燈が、坊さまの裾あたり宙を歩行いて、血だらけだ、と云う苦虫が馬の這身、竹槍が後を圧えて、暗がりを蟹が通る。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
狸に化けた人間を打殺すに仔細はない、と竹槍を引そばめて、木戸口から庭づたいに、月あかりを辿り辿り、雨戸をあてに近づいて、何か、手品の種がありはせぬか、と透かして屋根の周囲をぐるりと見ると。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
で、大方仁右衛門自分の身体と、竹槍との組合せで、月明には、そんな影が出来たのだろう、と怪しまなかったが、その姿が、ふと屋根の上に移ったので。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
作例 · 標準
昔の農民一揆では、竹槍が主な武器だったと聞く。それでも抵抗する力はあったのだろう。
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