唐獅子
からじし異読 からしし
名詞
標準
(mythical) Chinese lion
文例 · 用例
三日ほどまえから、黄昏どきになると一束の花を持ってここへ電車でやって来て、東京市の丸い紋章にじゃれついている青銅の唐獅子の下で、三四時間ぐらい黙って立っているのである。
— 太宰治 『葉』 青空文庫
紅毛の唐獅子が百匹も一度におどり出すようであった。
— 寺田寅彦 『LIBER STUDIORUM』 青空文庫
牡丹は牡丹の妖艶ないのち、唐獅子の豪宕ないのちをこの二つの刃触りの使い方で刻み出す技術の話にかかった。
— 岡本かの子 『家霊』 青空文庫
と見ると室ぢゆうの品品――机から、本箱から床の唐獅子からがけろりかんとして、「貴方はどなたです」と云つたやうな、俺とは全くなじみのない品物のやうであつた。
— 平出修 『公判』 青空文庫
母の部屋は階下の十二畳に続く六畳ですが、まず壁には牡丹に唐獅子の附いている浮彫の額縁の中に、大礼服を着た父と自分と並んだ写真を入れて麗々しく飾り立て、その下に黒檀に象眼のある支那ものらしい茶棚が並べられてあります。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
今は銀行となつたが、もとはやはり姻戚の阿波の藍玉屋の生鼠壁の隣に越太夫といふ義太夫の師匠が何時も気軽な肩肌ぬぎの婆さんと差向ひで、大きな大きな提燈を張り代へながら、極彩色で牡丹に唐獅子や、桜のちらしなどをよく描いてゐた藁葺きの小店と、それと相対して同じ様な生鼠壁の旧家が二つ並んでゐる。
— 北原白秋 『水郷柳河』 青空文庫
綿うたす媼はさもあれ、提灯屋|老の猫脊が、さてゑがく牡丹に唐獅子、太神宮祭近しと、子供組|勢ふよろしと、えやうやと受け合ふものから、向ひ屋の浄瑠璃の師匠、越太夫を我は。
— 北原白秋 『夢殿』 青空文庫
襖はいづれも、金地で、狩野永徳らが牡丹に唐獅子といつた風な、思ひ切つて華美な絵を描いた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
作例 · 標準
お寺の門に彫られている唐獅子は、迫力があって見入ってしまう。
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昔話に出てくる唐獅子は、宝物を守る不思議な力を持っているんだ。
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あの屏風に描かれた唐獅子の絵、すごく躍動感があっていいな!
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唐獅子の置物って、魔除けの意味もあるらしいね。
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標準
Chinese-style figure of a lion
作例 · 標準
あの建物の外壁には、唐獅子の装飾が施されていて、豪華だね。
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この和菓子、唐獅子の形をしていて、食べるのがもったいないくらいだ。
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唐獅子の文様が入った帯は、粋でかっこいいと思う。
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江戸時代には、唐獅子の彫刻が屋根瓦によく使われていたらしいよ。
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ウィキペディア
唐獅子(からじし)、または獅子(しし)とは中国、日本に伝わる神獣である。
出典: 唐獅子 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0