愛の結晶
あいのけっしょう
名詞
標準
fruit of love
文例 · 用例
――そこには四月の愛の結晶がすでにもう宿されているのである。
— 佐々木味津三 『老中の眼鏡』 青空文庫
人世の嵐――この二人の上にも、ふと曇った影がさしたこともあるにはあったが、それは世間の面白がりが、待ちかまえていた二人の心の溝ではなく、愛の結晶の長男を早世させたことと、明治卅三年頃の相場の不況に失敗し、二女をかかえて洗い晒しの浴衣一枚になったことだった。
— 長谷川時雨 『竹本綾之助』 青空文庫
その頃産れたので、それにちなんだともいい、また「愛の結晶」からきたともいわれている。
— 中谷宇吉郎 『娘の結婚』 青空文庫
なぜなれば、恋とは人類愛の結晶でありまして、聖書にも「愛するものは福なり」と書かれてあるではございませんか。
— 八人の小悪魔 『ノンシャラン道中記』 青空文庫
夫婦の愛の結晶が即ち小供である。
— 大隈重信 『現代の婦人に告ぐ』 青空文庫
この夫婦が即ち父母であって、その間に生れた小供は即ち父母の間の濃厚なる愛の結晶なのである。
— 大隈重信 『現代の婦人に告ぐ』 青空文庫
同じバッハの『複協奏曲』を、師エネスコが第二ヴァイオリンに廻って吹き込んだレコードは、この二人の師弟愛の結晶として、ほほ笑ましきレコードである。
— 野村長一 『名曲決定盤』 青空文庫
作例 · 標準
例句