ちんまり
ちんまり
副詞-と動詞-サ変
標準
snugly
文例 · 用例
一つ一つ我ままがきいて、ちんまりした贅沢ができて、そして、ここへ来ている間は、くだらなくばかになれる。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
そしてその食べ方は、人の家の飯を食べていた時のように、黙祷や合掌こそしないが、どうみても抱えであった時分からの気習が失せず、子供たちの騒々しさや晴れやかさの中で、どこかちんまりした物静かさで、おしゃべりをしたり傍見をしたりするようなこともなかった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
すなわち、(前略)長火鉢へだてて、老母は瀬戸の置き物のように綺麗に、ちんまり坐って、伏目がち、やがて物語ることには、──あれは、わたくしの一人息子で、あんな化け物みたいな男ですが、でも、わたくしは信じている。
— 太宰治 『十五年間』 青空文庫
長火鉢へだてて、老母は瀬戸の置き物のように綺麗に、ちんまり坐って、伏目がち、やがて物語ることには、――あれは、わたくしの一人息子で、あんな化け物みたいな男ですが、でも、わたくしは信じている。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
長火鉢へだてて、老母は瀬戸の置き物のやうに綺麗に、ちんまり坐つて、伏目がち、やがて物語ることには、――あれは、わたくしの一人息子で、あんな化け物みたいな男ですが、でも、わたくしは信じてゐる。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
矮鶏はちんまりして可愛らしい形……木彫りとして相当味が出そうに思われる。
— 鶏の製作を引き受けたはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
矮鶏の温柔なちんまりした形に対して、軍鶏の勇猛な処を鑿打ち半分で、かさかさと荒けずりの仕事を見せると、形の上からも矮鶏の軟らかさに対して剛柔の対比にもなるし、また、仕事の上では粗密とか強弱などの調和も見せられる、これは話して見ようと思い、その事を話すと、「それはどうもおもしろい。
— 鶏の製作を引き受けたはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
澄ましてちんまりとすわっているところが、またいかにも子細ありげに見えるのです。
— 開運女人地蔵 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
小さな猫が、こたつの上でちんまりと丸まって眠っている姿は本当に愛らしい。
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彼女は部屋の隅にちんまりと座って、一心不乱に古い雑誌を読んでいた。
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大きなお皿の真ん中にちんまりと盛られた高級料理に、少し物足りなさを感じた。
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