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煮抜き

にぬき
名詞
1
標準
hard-boiled egg
文例 · 用例
そこへ坐れというので、五人ばかりの間に入って掛けると、船頭がとうもろこしの煮抜きのようなものを皿にとりわけてくれた。
久生十蘭 重吉漂流紀聞 青空文庫
」「あてかていつまでも山の上にいてたい、なんぞお菓子ンでもたべて辛抱しとこう」いうて、昼御飯の代りに煮抜きたべながら、大仏殿の屋根から生駒山の方見てますと、「この前|蕨や土筆たんと採ったわなあ、姉ちゃん」いうて、「もう後の山い行ってもなんにも生えてエへんやろか。
谷崎潤一郎 卍(まんじ) 青空文庫
甘党随喜の名代汁粉砂糖の味を食べ分けた下戸 甘党の随喜した汁粉の味、明治時代には名代の汁粉屋も多く、それぞれ自家特製の持味に御膳、田舎、小倉、塩|餡乃至は白餡の上品まで口当りのよさ、ことに蓋を取った時のその匂い、ほんのりと特有の香味、煮抜きの餡の練れた工合、全く甘党を誘惑する。
山本笑月 明治世相百話 青空文庫
青砥が浪々の身で、牛を呶鳴り、その逸事が時頼の耳にはいり、それは面白い男だという事になって引付衆にぬきんでられたのである。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
石太郎はだまって、依然、土手の声に聞き入っていたが、やがて、土手についていたもう一方の手が、ぐっと草をつかんだかと思うと、土管の中から、右手を徐々にぬきはじめた。
新美南吉 青空文庫
然れども我が知りてよりの彼は、沈静なる硬漢、風流なる田人、園芸をわきまへ、俳道に明らかに、義太夫の節に巧みに、刀剣の鑑定にぬきんで、村内の葛藤を調理するに威権ある二十貫男、むかし三段目の角力を悩ませし腕力たしかに見えたり。
北村透谷 三日幻境 青空文庫
静かにぬき足してその石階を登った。
田山花袋 一兵卒 青空文庫
俺は泥棒のやうにぬき足さし足で、愛人と愛情を感じなければならなくなつた。
大正十一年九月(推定) 小島勗宛 書翰 青空文庫
作例 · 標準
朝食に、冷蔵庫にあった煮抜き卵を一つ食べた。
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このスープは、野菜を柔らかく煮抜いたものが入っている。
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「ほら、これは煮抜きだよ。お米のでんぷん質が溶け出して、とろみが出ているんだ。」
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2
標準
starchy water (from boiled rice)
作例 · 標準
お米を炊いた後の、このとろみのある水は煮抜きというのか。
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お粥を作るために、米を水でよく煮抜いた。
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「この煮抜きの甘みが、お米の美味しさを引き立てるんだよ。」
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