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生死の境

せいしのさかい
名詞
1
標準
between life and death
文例 · 用例
生死の境ぢやありませんか。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
歌の生死の境が真に一分一厘の処にあるのであるから、ほんの一厘の差で乾燥無味に陥って終うのである。
伊藤左千夫 歌の潤い 青空文庫
シェークスピアとかドストエフスキーとかイブセンとかいう人々は、人間生死の境といったような重大な環境の中に人間をほうり込んで、試験檻の中のモルモットのごとくそれを観察した。
寺田寅彦 科学と文学 青空文庫
拷問の後にほうり込まれた牢獄の中で眼前に迫る生死の境に臨んでいながらばかげた油虫の競走をやらせたりするのでも決してむだな插話でなくて、この活劇を生かす上においてきわめて重要な「俳諧」であると思われる。
寺田寅彦 映画雑感(4) 青空文庫
とても出來ねえものなら仕方はねえが、最う些と、これんばかしでも都合をしねえ、急場だから、己の生死の境と云ふのだ。
泉鏡太郎 一席話 青空文庫
いくたびも生死の境にさまよいながら、今年初めて……東京上野の展覧会――「姐さんは知っているか。
泉鏡花 鷭狩 青空文庫
が、腦震盪を起して人事不省のまま二三週間生死の境をさまよつてゐた。
――スウェーデンの殺人鬼―― 死の接吻 青空文庫
産婦が屏風の裡で、生死の境、恍惚と弱果てた傍に、襷がけの裾端折か何かで、ぐなりとした嬰児を引掴んで、盥の上へぶら下げた処などは、腹を断割ったと言わないばかり、意地くねの悪い姑の人相を、一人で引受けた、という風なものだっけ。
泉鏡花 吉原新話 青空文庫
作例 · 標準
「彼は事故で重傷を負い、三日間も生死の境をさまよった。」
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「極限状態の戦場では、常に生死の境に身を置くことになる。」
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「集中治療室のモニターを見つめながら、家族は彼が生死の境から戻るのを祈った。」
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