打ち子
うちこ
名詞
標準
clapper (that strikes a bell)
文例 · 用例
ときとしては眺めているうちこどもはむこうの草木に気持を移らせ、風に揺ぐ枝葉と一つに、われを忘れてゆららに身体を弾ませていることがある。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
山路三里は子供には少し難儀で初めのうちこそ母よりも先に勇ましく飛んだり跳ねたり、田溝の鮒に石を投げたりして参りますが峠にかかる半ほどでへこたれてしまいました。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
」「えゝ、申兼ねましたが、其が其の、些と道なりませぬ、目上のお方に、身も心もうちこんで迷ひました、と云ふのは、對手が庄屋どのの、其の、」と口早に云ひたした。
— 泉鏡太郎 『片しぐれ』 青空文庫
「あっちにいるのが、森のやくざ者だよ」と、娘は話しつづけながら、かべの高いところの穴の前にうちこんである、横木のうしろを指さしました。
— ――七つのお話からできている物語―― 『雪の女王』 青空文庫
男の子は、こまに赤い色や、黄色い色をぬりつけて、そのまんなかに、しんちゅうのくぎを一本、うちこみました。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『いいなずけ』 青空文庫
そして今はもう、よその家の走り使いや子守をすることはやめて、ただランプを売るしょうばいだけにうちこんだ。
— 新美南吉 『おじいさんのランプ』 青空文庫
はじめのうちこそ愛嬌にもなるが、そのうちに、人は、てんで相手にしない。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
花は、しぼまぬうちこそ、花である。
— 太宰治 『駈込み訴え』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
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作例 · 標準
例句