下官
げかんの
名詞
標準
文例 · 用例
マッカリヌプリの麓の払下官林に入りこんで彼れは骨身を惜まず働いた。
— 有島武郎 『カインの末裔』 青空文庫
次は上官二十六人、中官八十四人、下官百五十四人、総人数二百六十九人であった。
— 森鴎外 『佐橋甚五郎』 青空文庫
上下官民の際については双方の約束に過ぎず君のために死を致すがごときを排斥し、もって自由主義を唱道す。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
あの柔和な、五十を越してもまだ、三十代の美しさを失はぬあの方が、近頃おこりつぽくなつて、よく下官や、仕へ人を叱るやうになつた。
— 釋迢空 『死者の書』 青空文庫
あの柔和な、五十を越してもまだ三十代の美しさを失はないあの方が、近頃おこりつぽくなつて、よく下官や、仕へ人を叱るやうになつた。
— ――初稿版―― 『死者の書』 青空文庫
あの柔和な、五十を越してもまだ、三十代の美しさを失わぬあの方が、近頃おこりっぽくなって、よく下官や、仕え人を叱るようになった。
— 折口信夫 『死者の書』 青空文庫
家持等の公卿・殿上人が、こゝに出入して、盛んにわが邦在来の古曲を練習し、物識りの老下官を招いて古歌の伝へを聞いた趣きが見えるから、家持の蒐集した古曲及び大伴集の、大歌所とのある脈絡があつたことは伺はれる。
— 折口信夫 『万葉集のなり立ち』 青空文庫
……公卿座将監手長、以将・弁・少納言座無手長玉海、仁安二年十二月九日条、 摂政・左府・下官・内府等、皆手長以下人兼居之。
— 土蜘蛛研究 『手長と足長』 青空文庫