鷺足
さぎあし
名詞
標準
文例 · 用例
あとから来た青糸毛のうしろに、黒塗りの鷺足の榻が据えられて、うしろ簾がさやさやと巻きあげられると、内から玉藻の白い顔があらわれた。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
と、一人の夜廻りらしい男が、六尺棒をひっさげて、石材の積んである暗い陰から、鷺足をして忍び出て、陣十郎の後を追った。
— 国枝史郎 『剣侠』 青空文庫
粘りつ、ゆっくりと、鷺足さながら、ソロリ、ソロリ、ソロリ、ソロリと、二人は道場の中央まで出て来た。
— 国枝史郎 『剣侠』 青空文庫
するとはたして林の中と土手の蔭から二人の武士が、見えぬ手に引かれでもしたように鷺足をして進んで来た。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫