提喩
ていゆ
名詞
標準
synecdoche
文例 · 用例
逍遙子は後に雅俗折衷之助をして我一面審美學の評を方便戲論なるか、提喩的批評なるかと言はしめしが、こは我評を以てことさらに逍遙子が論の一面を擧げて其全體と看做したるものとなしゝならむ。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
寓意や提喩の泥のなかに二、三の有毒な文体を煮こんで、それから一人の男の死を一生懸命にしぼりだし煎じだそうとしている彼に、目を止めてみるがいい。
— LE DERNIER JOUR D'UN CONDAMNE 『死刑囚最後の日』 青空文庫
――おまえは一部の奸臣と謀って、兄、成武をさし越し、自分が家督になおろうと企だてた、この事実はわが家法の重過であって、とうていゆるすわけにゆかない。
— 山本周五郎 『泥棒と若殿』 青空文庫
その狩り立て方がまずくて無法では、とうていゆるされるものではない。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
(b)最悪の場合、行いはこう・言うことはこう・と二道かけるあのゆがめられた自由も、ただものごとを語る人たちには許されるにしても、わたしのように自分について語る人々にはとうていゆるされようがない。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
どなたも、いたくお疲れのていゆえ、安全なところで、しばしお水などさしあげておりまする」「……ううむ、そうか」「そのあいだ、寸刻たりとも、わが君におかれては、御痛念にちがいない、先へお触れ申しあげい――と、主人藤吉郎のいいつけによって、いそいで駈け参りました」「そうか。
— 第四分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
「花」で桜を指すのは提喩の一種である。
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提喩は詩や文学作品でよく用いられる表現技法だ。
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この言葉は、全体の一部で全体を表す提喩的な使われ方をしている。
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