物臭い
ものぐさい
形容詞
標準
文例 · 用例
俺の口はしょっちゅう漬物臭いぞ。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
けれども、奥方様、私は乗り込んだアレウート号の中で、ふたたび、あの獣物臭い恐怖を経験することになりました。
— 小栗虫太郎 『紅毛傾城』 青空文庫
彼は花を見ては好く感奮するが、然も実を云うと彼の霊は蓮根から出る糸の様に、冷たい、柔かい、青い、植物臭いもの、又ある種の虫の体臭も混入し、眠った、爬虫類の様にソッケなく、もし、何か光が出るとすれば、それは夜光虫のと同じで、水の中にある様なものでなくてはならない。
— 松永延造 『職工と微笑』 青空文庫
ひとつは物臭い性質から、ひとつはもちろん家賃の点から、貧家を選まざるを得なかったのである。
— 国枝史郎 『北斎と幽霊』 青空文庫
雨戸を一枚だけ明けた乾物臭い暗い奥から、汚れた筒っぽ袢纏を着た女房が首を出した。
— 宮本百合子 『山峡新春』 青空文庫
植木屋を呼んで、朝早くから指図をして、上から烏の入らない様に張ると云ってせっせと、自分で、植木屋が地をならして居る傍で金網を編んで居た弟は、物臭い風付をして庭を歩いて居た隣の主人が、しきりに自分達の方をのぞいて居るのに気がつき出した。
— 宮本百合子 『二十三番地』 青空文庫
) 小人ここの地の上、谷合は7040余り化物臭いから、この気味の悪い篝火の上で、もう一度輪をかいていましょう。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫
余り怪物臭いじゃないか。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫