上す
のぼす
動詞-五段-サ行
標準
to raise
文例 · 用例
そこで、芸術が向上するとすれば、何時も全体的にであつて、要素々々の注入は、却て芸術家の統一を破るくらゐのものである。
— 中原中也 『山羊の言』 青空文庫
縁側へ日が強くさして何だか逆上する。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
今来た路の方を振り向くと、峡間の底から、大霧は雪を包んで乱舞を始めている、それは噴火口の底から、硫烟が幾筋も縺れ合い、こんぐらかって、騰上するようである。
— 小島烏水 『槍ヶ岳第三回登山』 青空文庫
僕は心から此貧しい贈物を我愛する田舍娘に呈上する!
— 国木田独歩 『湯ヶ原より』 青空文庫
魚は言うほどもないフクコであったが、秋下りのことであるし、育ちの好いのであったから、二人の膳に上すに十分足りるものであった。
— 幸田露伴 『蘆声』 青空文庫
「この馬みんな千円以上するづもな。
— 宮沢賢治 『風の又三郎』 青空文庫
おそらくわれわれの注意はその音楽のほうに吸収されて視覚のほうが消えてしまうか、あるいはかえって音楽のほうがわれわれの注意の圏外を上すべりにすべり越してしまうことになりはしないか。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
……殺して死なう、と逆上するうち、段々委しく聞きますと、其の婦が、不思議に人に逢ふのを嫌ふ。
— 泉鏡太郎 『三人の盲の話』 青空文庫
作例 · 標準
会議では、新しい企画を議題に上すことが決まった。
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彼はその問題を世間の目に上すために、積極的に活動した。
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その件はすでに幹部の耳に上されている。
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