青膨れ
あおぶくれ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
dropsical (blue-green) swelling
文例 · 用例
〔林の中の柴小屋に〕林の中の柴小屋に、 醸し成りたる濁り酒、 一筒汲みて帰り来し、むかし誉れの神童は、 面青膨れて眼ひかり、 秋はかたむく山里を、どてら着て立つ風の中。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 五十篇』 青空文庫
――青膨れの、額の抜上つたのを視ると、南無三|宝、眉毛がない、……はまだ仔細ない。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
」 と、頭だけ膳の隅へはさみ出すと、味噌かすに青膨れで、ぶよ/\とかさなつて、芥溜の首塚を見るやう、目も當てられぬ。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
腎臓病の青膨れのまま駈着けて来た父親の乙束区長がオロオロしているマユミを捉えて様子を訊いてみたが薩張り要領を得ない。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
唯、何と、其の棕櫚の毛の蚤の巣の處に、一人、頭の小さい、眦と頬の垂下つた、青膨れの、土袋で、肥張な五十恰好の、頤鬚を生した、漢が立つて居るぢやありませんか。
— 泉鏡太郎 『人魚の祠』 青空文庫
) 青膨れが、痰の搦んだ、ぶやけた聲して、早や行掛つた私を留めた……(見て貰えたいものがあるで、最う直ぢやぞ。
— 泉鏡太郎 『人魚の祠』 青空文庫
「旦那、旦那、やつと来ましたよ、」 老婆の声がしたかと思ふと太つた青膨れた北村さんの顔が眼の前に見えて来た。
— 田中貢太郎 『雨夜詞』 青空文庫
「旦那、旦那、やっと来ましたよ」 老婆の声がしたかと思うと肥った青膨れた北村さんの顔が眼の前に見えて来た。
— 田中貢太郎 『萌黄色の茎』 青空文庫
作例 · 標準
作品のテーマは人間の本質を問う。
芸術作品は多くの解釈の余地を持つ。
創作活動は心の表現である。
文学は時代を映す鏡となる。