踏みしだく
ふみしだく
動詞-五段-カ行動詞-他動詞
標準
to trample
文例 · 用例
その足許には、雪を踏みしだくような感じで埃の堆積が崩れ、それを透かして、※の冷たい感触が、頭の頂辺まで滲み透るのだった。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
人が平気に踏みしだく道辺の無名草の其小さな花にも、自然の大活力は現われる。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
ある夜、かさこそと庭の落葉を踏みしだく音がした。
— 灌頂の巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
山奥の小みちを歩きながらの口論、二人のズボンが両側の草をこすつたり、足が道を埋めた枯枝を踏みしだく音に、時どき鋭どい小鳥の鳴声が、遠近に冴えて響く)新一 そうじやねえつたら!
— 三好十郎 『ぼたもち』 青空文庫
そしてすべてが、足に踏みしだく草から握りしめる人の手に至るまで、みな彼には「隣人」だった。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
もろい氷を踏みしだくバリバリ音が気に障り、口々に押し殺したしゃがれ声も不快だ。
— THE FOUR WHITE DAYS 『四日白魔』 青空文庫
その裸女達の素足が踏みしだく所にも、丘と同じ様に百花が乱れ咲いているのです。
— 江戸川乱歩 『パノラマ島綺譚』 青空文庫
かさかさした雪をふみしだく蹄鉄が、敷石にあたって鳴りわたる。
— フョードル・ドストエフスキー 『キリストのヨルカに召された少年』 青空文庫
作例 · 標準
クマが通ったのか、背丈ほどある笹薮が大きく踏みしだかれて獣道になっていた。
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春の野原で、子供たちがタンポポの花を無邪気に踏みしだきながら走り回っている。
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台風の強風で、丹精込めて育てた花壇の草花が残酷にも踏みしだかれてしまった。
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